Tableau Data Analyst認定試験とは
Tableau Data Analyst(Tableau DA)は、Salesforceが提供するTableauの公式認定資格です。 Tableauを使ったデータ接続・準備・分析・ビジュアライゼーション・ダッシュボード構築の実務スキルを証明します。
試験の基本情報は以下のとおりです。
- 総問題数: 50問
- 合格基準: 75%(50問中38問以上正解)
- Section構成: 知識問題 × 2セクション + 実技問題 × 1セクション
- 試験形式: 選択問題(単一・複数解答)
試験は3つのセクションで構成されており、Section 1と3が知識問題(各20問)、Section 2が実技問題(10問)です。 知識問題はTableauの概念・操作・機能への理解を問い、実技問題は指定されたデータファイルを実際に操作して答えを導く問題です。
出題範囲の構成分析
セクション別の出題構成は次のとおりです。
| セクション | 種別 | 問題数 | 出題内容 |
|---|---|---|---|
| Section 1 | 知識問題 | 20問 | Tableauの基本概念・操作・ファイル形式・ビジュアライゼーション種類など |
| Section 2 | 実技問題 | 10問 | 指定データファイルを使った操作・分析・読み取り問題(Retail Sales Data / Coffee Chain / Super Store) |
| Section 3 | 知識問題 | 20問 | データ接続・結合・ブレンド、計算関数、ダッシュボードアクション、予測など |
知識問題が全体の80%(40問)を占めており、Tableauの概念・機能・操作方法の理解が合否を大きく左右します。 実技問題(Section 2)は10問と少ないながら、正確な操作スキルが求められるため油断は禁物です。
トピック別の出題頻度
知識問題40問(Section 1 + Section 3)を問題文・選択肢・解説のキーワードをもとにトピック別に分類しました。
| トピック | Section 1 | Section 3 | 合計 |
|---|---|---|---|
| データ接続・ファイル形式・結合・ブレンド | 4 | 4 | 8 |
| ビジュアライゼーション種類・特徴 | 3 | 4 | 7 |
| データ型・フィールド役割(ディメンション/メジャー) | 3 | 2 | 5 |
| フィルター(操作順序・コンテキスト・ワークシート) | 2 | 2 | 4 |
| ダッシュボード(レイアウト・アクション・デバイス) | 1 | 2 | 3 |
| マーク・ビュー構造(シェルフ操作・マーク数) | 1 | 2 | 3 |
| 計算・表計算・LOD | 1 | 1 | 2 |
| 予測(モデル・必要データ量) | 0 | 1 | 1 |
| セット・グループ | 1 | 0 | 1 |
| その他(色・ビン・階層・UI・文字列関数・別名等) | 4 | 4 | 6 |
特に重要な3大トピック(知識問題の50%超を占める)
- データ接続・ファイル形式・結合・ブレンド(8問):最多出題。.twb / .twbx / .tds のファイル形式の違い、結合とブレンドの使い分け、最大結合テーブル数(32)、ライブ接続 vs 抽出の特徴など幅広く出題されます。
- ビジュアライゼーション種類・特徴(7問):ツリーマップ・ヒートマップ・ボックスプロット・ヒストグラム・ブレットグラフなど各グラフの用途・作成方法・特徴が問われます。
- データ型・フィールド役割(5問):ディメンション/メジャー/連続/不連続の定義と区別、フィールドの色(青=不連続、緑=連続)、タイプと役割の自動割り当てなどが出題されます。
セクション別の攻略ポイント
Section 1・3(知識問題)の対策
両セクションとも出題傾向は類似しており、Tableauの概念・用語・操作の正確な理解が求められます。 特に以下の点を意識して学習しましょう。
- フィルターの操作順序を暗記する:抽出フィルター → データソースフィルター → コンテキストフィルター → ディメンションフィルター → メジャーフィルター → 表計算フィルター の順序は頻出です。
- 各ファイル形式の違いを整理する:.twb(ワークブック、データなし)、.twbx(パッケージドワークブック、データあり)、.tds(データソース定義のみ)の違いを明確にしましょう。
- グラフの使い分けと作成方法を覚える:ヒストグラムは1つのメジャーから作成、ブレットグラフは目標 vs 実績の比較、ボックスプロットは四分位範囲の表現など、それぞれのユースケースを整理しましょう。
- 正誤問題(はい/いいえ形式)に注意:「SUMは表計算ですか?(誤)」「ディメンションを増やすとマーク数が増えますか?(正)」など、シンプルな問いほど引っかかりやすいため慎重に答えましょう。
Section 2(実技問題)の対策
Section 2は指定されたデータファイル(Retail Sales Data、Coffee Chain、Super Store)を実際にTableauで操作して答える問題です。 知識だけでなく、ビューの構築・計算フィールドの作成・集計方法の変更など、手を動かすスキルが問われます。
| 問番号 | 使用データ | 問われるスキル |
|---|---|---|
| 問21 | Retail Sales Data | テーブル結合 + 地図ビジュアライゼーション |
| 問22 | Coffee Chain | 散布図 + 線形トレンドライン(R²読み取り) |
| 問23 | Super Store | 地図 + DATEDIFF計算フィールド |
| 問24 | Coffee Chain | 利益率計算 + 年フィルター |
| 問25 | Coffee Chain | 表計算(合計に対する割合) |
| 問26 | Coffee Chain | 予測(カスタムモデル設定・読み取り) |
| 問27 | Coffee Chain | ボックスプロット + 外れ値特定 |
| 問28 | Super Store | 日付操作(不連続曜日)+ 平均集計 |
| 問29 | Super Store | 条件フィルター(カウント個別)+ 総計 |
| 問30 | Super Store | 日付フィルター + カウント個別集計 |
Coffee Chainデータが最多(5問)で使われており、Super Storeが3問、Retail Sales Dataが1問です。 それぞれのデータ構造(フィールド名・データ型)に事前に慣れておくことが重要です。
頻出トピック詳細解説
データ接続・結合・ブレンド
Tableauでデータを組み合わせる方法には「結合(Join)」と「ブレンド(Blend)」の2種類があります。結合は同一データソース内の複数テーブルを共通フィールドで横方向に結合する方法で、最大32テーブルまで結合可能です。ブレンドは異なるデータソース間でシートレベルで結合する方法で、プライマリソースとセカンダリソースの関係で扱います。
ファイル形式については、.twbは接続情報とビジュアライゼーション定義のみ(データなし)、.twbxはデータも含めてパッケージ化したファイル、.tdsはデータソース接続情報のみを保存したファイルです。 試験では3つの違いを正確に区別できることが求められます。
ビジュアライゼーションの種類と使い分け
各グラフの特徴と作成要件は試験で繰り返し問われます。主要なものを整理しましょう。
- ツリーマップ: 部分と全体の関係を表現。サイズは左上(最大)から右下(最小)の順。
- ヒートマップ: デフォルト形状は「正方形」。色でメジャー値を表現。
- ボックスプロット: 箱が四分位範囲を表し、中央値は箱内の縦線。ひげが最大・最小値を示す。
- ヒストグラム: 1つのメジャーから作成。連続値をビンで区切って分布を表現。
- ブレットグラフ: 実績(棒)+ 目標(参照線)+ 数値スケール範囲(色帯)で構成。目標 vs 実績の比較に最適。
フィルターと操作の順序
Tableauのフィルター処理には厳密な順序があります。上位から順に適用されます。
- 抽出フィルター(Extract Filter)
- データソースフィルター(Data Source Filter)
- コンテキストフィルター(Context Filter)
- ディメンションフィルター(Dimension Filter)
- メジャーフィルター(Measure Filter)
- 表計算フィルター(Table Calculation Filter)
コンテキストフィルターの最も一般的な使用例は「依存する上位Nフィルター」です。 上位Nの結果を正しく取得するために、先にコンテキストフィルターでデータを絞り込みます。 ワークシートにフィルターを追加するとデフォルトでは現在のワークシートのみに適用されますが、同じデータソースを使う全ワークシートにグローバル適用することも可能です。
ダッシュボードとアクション
ダッシュボードのレイアウト方式には「タイル(Tiled)」と「フローティング(Floating)」の2種類があります。 タイルは重なりなしのグリッドレイアウト、フローティングは他のオブジェクトの上に重ねることができます。
ダッシュボードのインタラクティブな要素として、URLアクション・ハイライトアクション・フィルターアクションの3種類が使えます(「編集ツールヒントアクション」はダッシュボードアクションに含まれません)。 また、ユーザーのデバイスに応じて動的にレイアウトを変更する機能は「デバイスレイアウト」と呼ばれます。
学習ロードマップ
- Tableauの基本操作を習得する(1〜2週間)
まずTableau Publicまたは試用版をインストールし、データ接続・ビュー作成・フィルター適用の基本操作を身につけましょう。 Coffee ChainやSuper Storeなどのサンプルデータセットを使った実習が効果的です。 - ファイル形式とデータ接続方法を整理する(3〜5日)
.twb / .twbx / .tds の違い、ライブ接続 vs 抽出の特徴、結合とブレンドの使い分けを一覧表にまとめて暗記しましょう。 これだけで知識問題の約20%(8問分)をカバーできます。 - 各ビジュアライゼーションの特徴を覚える(3〜5日)
ツリーマップ・ヒートマップ・ボックスプロット・ヒストグラム・ブレットグラフなど主要なグラフを実際に作成し、 「何を表現するグラフか」「作成に必要なフィールド数は何か」を整理しましょう。 - フィルターの操作順序と種類を完全習得する(2〜3日)
6段階のフィルター順序を暗記し、コンテキストフィルターの使いどころ(依存する上位Nフィルター)を理解しましょう。 - Section 2(実技問題)の練習(1〜2週間)
Coffee Chain・Super Store・Retail Sales Dataの3種類のデータセットを使い、 計算フィールド作成(DATEDIFF、割合計算)・表計算・予測・ボックスプロットなどの操作を繰り返し練習しましょう。 - 模擬試験で実力チェックと弱点補強(1週間)
試験形式に慣れるために模擬試験を繰り返し解き、間違えた問題の解説を丁寧に読み込みましょう。 合格基準の75%(38問以上)を安定して超えられるまで繰り返すことが重要です。
模擬試験で実力チェック
PassDojoでは、Tableau Data Analyst認定試験の模擬試験を無料で解くことができます。 実際の試験と同じ50問形式で、解説付きで実力を確認しましょう。
Tableau DAの前にIT基礎を固めたい方は、ITパスポート勉強法ガイドも参考にしてください。
※ 本記事の分析はPassDojoが作成したTableau Data Analyst認定試験の模擬問題50問に基づいています。 実際の試験内容・出題範囲はSalesforce(Tableau)の公式情報を必ずご確認ください。 トピック分類は問題文・選択肢・解説のキーワードに基づく独自分類であり、公式の出題区分とは異なる場合があります。 合格基準(75%)は2026年3月時点の情報に基づいており、変更される可能性があります。