APIの仕組み — アプリ同士が会話する方法
導入
スマートフォンの天気予報アプリが最新の気象データを表示できるのは、裏側で別のシステムと情報をやり取りしているからです。この「アプリ同士の会話」を可能にする仕組みがAPIです。
くわしく知ろう
API(Application Programming Interface)とは、異なるソフトウェアやシステム同士が機能やデータをやり取りするための「窓口(インタフェース)」のことです。APIを使うことで、他社のサービスの機能を自分のアプリに組み込むことができます。
現在最も広く使われているのがREST API(RESTful API)です。HTTPプロトコルを利用してデータをやり取りする方式で、操作の種類に応じて4つのメソッドが用いられます。データを取得するGET、新しいデータを作成するPOST、データを更新するPUT、データを削除するDELETEがその基本となります。データのやり取りにはJSON(JavaScript Object Notation)形式が一般的に使われます。
WebhookはAPIの一種として知られており、通常のAPIが「問い合わせに対して返答する」形式なのに対し、Webhookは「特定のイベントが起きたときに自動的に通知を送る」仕組みです。たとえば、ECサイトで注文が確定したタイミングで自動的に在庫管理システムへ通知を送る、といった場面で活用されます。
APIを公開している企業は、利用ルールをAPI仕様書(APIドキュメント)として提供しており、開発者はこれを参照して連携機能を実装します。
具体例
たとえば、地図サービスのAPIを利用することで、自社のWebサイトに地図表示機能を追加できます。また、決済サービスのAPIを組み込めば、ECサイトにクレジットカード決済機能を実装できます。これらはすべてAPIが「窓口」となってシステム間の連携を実現しています。
まとめ・試験ポイント
- API=異なるシステム間でデータや機能をやり取りするための窓口
- REST API=HTTPを使った代表的なAPI方式(GET/POST/PUT/DELETE)
- GET=取得、POST=作成、PUT=更新、DELETE=削除
- Webhook=イベント発生時に自動で通知を送る仕組み(プッシュ型)
- データ形式はJSON(JavaScript Object Notation)が一般的
- 試験では「APIの役割」「REST APIのメソッド」「WebhookとAPIの違い」が問われる
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