ストラテジ系

デジタルマーケティング指標 — CPA・ROAS・LTVを使いこなす

導入

ネット広告に費用をかけたのに売上が増えているかどうかわからない、と感じたことはないでしょうか。デジタルマーケティングでは、CPA・ROAS・LTVといった指標を使って効果を数字で把握することが欠かせません。

くわしく知ろう

デジタルマーケティングの指標は、広告費をどれだけ効率よく成果につなげているかを測るための物差しです。

まず最も基本となるCPC(Cost Per Click:クリック単価)は、1回のクリックに対してかかった費用を指します。広告をクリックするたびに費用が発生する仕組みで、ディスプレイ広告やリスティング広告でよく使われています。

次に、CPA(Cost Per Acquisition:顧客獲得単価)は、1件の成約(購入・申込みなど)を得るためにかかった費用のことです。「1人の顧客を獲得するのに何円かかったか」を示す指標で、広告の費用対効果を評価する際に中心的な役割を担います。

ROAS(Return On Advertising Spend:広告費用対効果)は、広告費に対して何倍の売上を得られたかを示す比率です。たとえばROASが300%であれば、1万円の広告費で3万円の売上が生まれたことを意味します。

さらに長期的な視点では、LTV(Life Time Value:顧客生涯価値)が重要になります。LTVとは1人の顧客が取引期間全体を通じてもたらす利益の合計を指します。新規顧客の獲得コストよりLTVが高ければ、事業として成立していると判断できます。

具体例

たとえばECサイトが広告費10万円を使い、50件の購入が得られた場合、CPAは2,000円になります。一方、その顧客が平均3年間リピート購入し続けるとしたらLTVははるかに大きくなり、CPAが多少高くても採算が取れるという判断につながります。

まとめ・試験ポイント

  • CPC=クリック1回あたりの広告費用
  • CPA=1件の成約(購入・申込み)を得るための費用
  • ROAS=広告費に対する売上の比率(高いほど効率よい)
  • LTV=1顧客が生涯にもたらす利益の合計
  • CPA < LTV であることが事業継続性の判断基準
  • 試験では各指標の定義と計算式を問う問題が頻出

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