テクノロジ系

画像・動画データの仕組み — ピクセル・解像度・圧縮

導入

スマートフォンで写真を撮るたびに、画像は膨大な数の「点」の集まりとしてデータに変換されています。この仕組みを知ると、なぜ高画質の動画はファイルが重くなるのか、なぜJPEGとPNGを使い分けるのかがすっきり理解できるようになります。

くわしく知ろう

デジタル画像は、ピクセル(画素)と呼ばれる小さな点の集まりで構成されています。解像度とは縦横のピクセル数を表すもので、数値が大きいほど細かく鮮明な画像になる一方、データ量も増加します。

各ピクセルが表現できる色の豊富さはビット深度(色深度)で決まります。1ピクセルあたりのビット数が多いほど多くの色を表現でき、一般的な写真では24ビット(赤・緑・青それぞれ8ビット)が使われることが多くなっています。

画像の保存形式として代表的なものにJPEGとPNGがあります。JPEGは非可逆圧縮(一部のデータを捨てて圧縮する方式)を採用しており、ファイルサイズを大幅に削減できる反面、繰り返し保存すると画質が劣化します。写真の保存に向いています。一方、PNGは可逆圧縮(データを損なわず圧縮する方式)で、画質を保ちながら保存できるためロゴやイラストに適しています。

動画は静止画(フレーム)の連続表示で構成されており、MP4形式が広く使われています。1秒あたりのフレーム数(フレームレート)が高いほど滑らかな映像になりますが、データ量も増えます。動画ファイルはH.264などのコーデック(圧縮・展開の規格)で圧縮されることが一般的です。

具体例

たとえば、風景写真はJPEG形式でファイルサイズを抑えて保存するのが一般的です。一方、透過(背景を透明にする)が必要なロゴやアイコンはPNG形式が適しています。また、SNSに投稿する動画がMP4形式が多いのは、H.264コーデックによる高い圧縮効率のためです。

まとめ・試験ポイント

  • ピクセル(画素)=デジタル画像を構成する最小の点
  • 解像度=縦横のピクセル数。大きいほど高精細でデータ量も増加
  • JPEG=非可逆圧縮(写真向き)、PNG=可逆圧縮(ロゴ・イラスト向き)
  • 動画=静止画(フレーム)の連続。フレームレートが高いほど滑らか
  • MP4+H.264コーデックが動画の標準的な圧縮形式
  • 試験ではJPEGとPNGの圧縮方式の違い・解像度の意味が問われやすい

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