品質管理の基本 — QC7つ道具とISO 9001
導入
製品に不具合があとを絶たないとき、「どこに問題があるのか」を体系的に探る道具があります。品質管理の現場で長年使われてきたQC7つ道具と、国際標準であるISO 9001の考え方は、試験でも実務でも欠かせない知識です。
くわしく知ろう
QC7つ道具とは、製造現場での品質改善を目的に整理された7種類の分析手法のことです。名前を覚えることが試験対策の第一歩になります。
その中でも特に重要なのがパレート図です。不良品の種類別件数を多い順に棒グラフで並べ、その累積比率を折れ線で示したもので、「全体の8割の問題は2割の原因が生み出す」というパレートの法則に基づいています。どの問題から優先的に対処すべきかを一目で把握できます。
特性要因図は、問題(結果)とそれを引き起こす要因の関係を魚の骨のような形で表した図で、「フィッシュボーン図」とも呼ばれています。なぜ問題が起きているかを原因の根本まで掘り下げるときに活用されます。
このほか、散布図(2つの変数の相関を見る)、ヒストグラム(データの分布を棒グラフで示す)、管理図(工程の変動を時系列で管理する)なども7つ道具に含まれます。
ISO 9001は、品質マネジメントシステムの国際規格です。製品・サービスの品質を継続的に改善するための仕組みを組織全体で整備することを求めており、認証取得が取引の信頼性につながるとして知られています。
具体例
たとえば製造ラインで不良品が多発しているとき、パレート図を使えば「全不良品のうち60%が部品Aのキズによる」と原因の重要度が一目でわかります。一方、その原因をさらに深掘りするときには特性要因図を使い、「作業者・機械・材料・環境」といった観点から根本原因を探っていきます。
まとめ・試験ポイント
- パレート図=問題を多い順に並べ「重要な少数」を見つける
- 特性要因図=原因と結果を魚の骨の形で整理(フィッシュボーン図)
- QC7つ道具=品質改善のための7種類の分析手法
- ISO 9001=品質マネジメントシステムの国際規格
- 試験では「この図の名称は何か」「この状況に使う手法はどれか」を問う出題が多い
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