UXとアクセシビリティ — 使いやすさを設計するとは
導入
アプリのボタンが小さくて押しにくかったり、色だけで情報を伝えられて困った経験はないでしょうか。使いやすさの設計は、すべての人が快適に利用できるかどうかを左右する重要なテーマです。
くわしく知ろう
UI(User Interface)とは、ボタンや画面レイアウトなどユーザーが直接触れる「接点」そのものを指します。一方、UX(User Experience:ユーザー体験)は、サービスを使う前から使い終わった後まで、利用者が感じるすべての体験を指す、より広い概念です。「画面は美しいが操作がわかりにくい」という状態はUIは優れていてもUXが低い例として知られています。
アクセシビリティとは、障がいのある方や高齢者も含め、誰もが情報やサービスにアクセスできる状態のことです。Webのアクセシビリティ基準としてはWCAG(Web Content Accessibility Guidelines)が国際標準として用いられており、日本ではJIS X 8341-3として規格化されています。
ユニバーサルデザインは「はじめから誰もが使えるよう設計する」という考え方で、バリアフリーが後から障壁を取り除くことを指すのに対し、最初から多様な利用者を想定して設計する点が異なります。
このほか、ユーザビリティ(使いやすさ)の評価手法としてユーザーテストやヒューリスティック評価が用いられ、実際の利用者の行動を観察することで改善点を見つけていきます。
具体例
たとえば、画像に代替テキスト(alt属性)を設定することで、視覚障がいのある方がスクリーンリーダーで内容を把握できるようになります。また、文字サイズを変更できる設定や、色覚特性のある方でも識別しやすいカラーパレットの採用も、アクセシビリティ向上の取り組みとして知られています。
まとめ・試験ポイント
- UI=ユーザーとシステムの接点(画面・ボタン等)
- UX=利用前から利用後まで含めたユーザー体験全体
- アクセシビリティ=誰もが情報・サービスにアクセスできる状態
- WCAG=Webアクセシビリティの国際基準(日本ではJIS X 8341-3)
- ユニバーサルデザイン=最初から多様な利用者を想定した設計
- 試験では「UIとUXの違い」「アクセシビリティの定義」が頻出
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