埋め込み分析の基礎 — Tableau Embeddingと外部サイト掲載の考え方
導入
自社の業務ポータルや顧客向けWebサービスに、Tableauのダッシュボードをそのまま組み込めたら便利だと思ったことはないでしょうか。DA試験ではこの「埋め込み分析」の基礎的な考え方が問われます。
くわしく知ろう
Tableauの埋め込み分析(Embedded Analytics)とは、Tableau CloudやTableau Serverで発行したビューやダッシュボードを、外部のWebアプリケーションやポータルサイトのページ内に表示させる仕組みです。実現方法はいくつかありますが、最も基本的なものがEmbed APIと呼ばれるJavaScriptライブラリを使ったTableau Embeddingです。
Tableau Embeddingでは、Webページ上の任意の場所にTableau製のカスタムHTMLコンポーネントを記述することで、指定したビューをiframe的に表示できます。ビューのURLさえ把握できれば比較的シンプルに組み込みが可能になっています。
埋め込み時に重要なのが認証と権限の考え方です。埋め込み先のアプリにアクセスするユーザーが必ずしもTableauのアカウントを持っているとは限りません。このような場合に活用されるのが「Connected Apps」や「Trusted Authentication(信頼済み認証)」という仕組みで、外部アプリ側で認証済みのユーザーにTableauのコンテンツへのアクセスを安全に許可できます。
埋め込み分析を活用することで、データ分析ツールを意識させずにアプリの一機能としてインサイトを提供できるため、非分析者にも直感的に情報を届けやすくなります。DA試験ではEmbedding APIの詳細実装よりも、埋め込みの概念と認証の考え方が問われる傾向にあります。
具体例
たとえば小売企業が顧客向けの会員ポータルに在庫状況ダッシュボードを埋め込む場合、Tableau EmbeddingとConnected Appsを組み合わせることで、ポータルにログイン済みのユーザーが再度Tableauにサインインすることなくビューを参照できるようになります。
まとめ・試験ポイント
- Embedded Analytics=外部アプリにTableauビューを組み込む仕組み
- Tableau Embedding(Embed API)=JavaScriptでビューを埋め込む主要な方法
- Connected Apps/Trusted Authentication=外部認証ユーザーへのアクセス許可
- 埋め込み先ユーザーがTableauアカウントを持たない場合の認証設計が重要
- DA試験ではAPIの実装詳細よりも埋め込みの概念・認証の仕組みが問われる傾向
- 試験では「Tableau以外の環境でビューを表示する場合の認証方式」が選択問題で出ることがある
学習した内容を模擬試験で確認しよう。Tableau Data Analyst模擬試験で実力を測ろう。
Tableau DA模擬試験を見る