マーク選択とアクション連携 — ドリルダウン設計の実践パターン
導入
グラフの棒をクリックすると関連する別のグラフが連動して絞り込まれる――そんなインタラクティブな体験が、Tableauのアクション機能で実現できます。マーク選択とアクションを組み合わせることで、ドリルダウン分析の導線をダッシュボード上に設計できるようになっています。
くわしく知ろう
Tableauのアクションには、フィルターアクション・ハイライトアクション・URLアクション・シートに移動アクション・セットアクションなどの種類があります。この中でドリルダウン設計に最もよく使われるのがフィルターアクションとセットアクションです。
フィルターアクションは、ソースシートでマークを選択したとき、その値をターゲットシートのフィルターとして自動的に渡す仕組みです。たとえば地域別の棒グラフで「関東」の棒をクリックすると、隣の詳細グラフが関東のデータだけに絞り込まれます。トリガーは「選択時」「カーソルを置いたとき(ホバー)」「メニュー選択時」の3種類から選べます。
セットアクションは、マークを選択したときにセット(Tableauの集合)のメンバーを動的に更新する機能です。通常のフィルターアクションが単純な絞り込みであるのに対し、セットアクションは「選択されたメンバーをIN(セット内)として扱い、それ以外をOUT(セット外)として計算に使う」という高度な制御ができます。たとえば選択した製品と全製品を比較するグラフを作る際に、セットアクションを使って選択対象を動的に変えられます。
「選択を解除したとき」の動作設定も重要で、セット内のメンバーを「すべてのメンバーを保持する」「すべてのメンバーを除外する」「設定値のままにする」の3つから選択できます。これはドリルダウン時の初期状態を定義する設定として試験でも問われる内容になっています。
具体例
たとえば製品カテゴリのグラフで「家電」を選択すると、セットアクションが動作して「家電」がセット内に入り、右側の比較グラフが「家電 vs. その他全体」の構成に切り替わります。単純なフィルターアクションでは難しい「選択対象と全体の比較」がセットアクションで実現できます。
まとめ・試験ポイント
- フィルターアクション=マーク選択時に選択値を別シートのフィルターとして渡す
- セットアクション=マーク選択時にセットのメンバーを動的に更新する高度な制御
- アクションのトリガー=選択時・ホバー時・メニュー選択時の3種類
- 選択解除時の動作設定=すべて保持 / すべて除外 / 設定値のまま の3択
- セットアクションは「選択対象 vs. 全体」などの比較表現に適している
- 試験ではフィルターアクションとセットアクションの違い、トリガーの種類が問われやすい
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