コンテンツの作成(DA)

Viz in Tooltip — ツールチップにグラフを埋め込む高度な表現

導入

グラフの棒にカーソルを乗せたとき、数値だけでなく別のグラフが飛び出してきたら驚くのではないでしょうか。Tableauの「Viz in Tooltip」はまさにその体験を実現する機能で、限られたダッシュボードの画面を賢く使いこなすための強力な手段になっています。

くわしく知ろう

Viz in Tooltipとは、マークにカーソルを重ねたときに表示されるツールチップの中に、別のシートのビジュアライゼーションを埋め込む機能です。ダッシュボード上の画面スペースを使わずに、より詳細な情報を「ポップアップ」として表示できるため、コンパクトなダッシュボードでも情報密度を高められます。

設定はツールチップの編集ダイアログから行います。テキストの入力エリアに「挿入」メニューを使ってシートを参照する記述を加えると、そのシートがツールチップ内に描画されるようになっています。埋め込むシートはメインビューとは別のワークシートとして事前に作成しておく必要があり、参照元の値と連動させるにはフィルターを使ってディメンションを一致させる設定が必要になります。

重要なのは「コンテキストフィルター」との関係です。ツールチップ内のビズは、ホバーしたマークのメンバー値を自動的に受け取ってフィルタリングされます。たとえば都道府県別の棒グラフで「東京」の棒にカーソルを当てると、東京のデータだけを使ったトレンド折れ線グラフがツールチップに表示される、という動作が実現できます。

表示サイズはツールチップ編集時にピクセル単位で指定できますが、あまり大きくするとツールチップが画面外にはみ出す場合があるため、300×200ピクセル前後に収めるのが実用的とされています。また、Viz in Tooltipは固定サイズのダッシュボードでのみ安定して動作します。

具体例

たとえば地域別売上の棒グラフで特定の地域にカーソルを当てると、その地域の月別売上推移をツールチップ内の折れ線グラフで即座に確認できます。ダッシュボードに新たなシートを追加せず詳細を見せられるため、画面を広く使ったまま分析の深掘りを実現できます。

まとめ・試験ポイント

  • Viz in Tooltip=ツールチップ内に別シートのグラフを埋め込む機能
  • 設定場所=ツールチップ編集ダイアログの「挿入」メニューからシートを参照
  • ホバーしたマークの値が自動的にフィルターとして渡される仕組み
  • 埋め込むシートは事前に別ワークシートとして作成が必要
  • 固定サイズのダッシュボードで安定動作、自動サイズでは表示が不安定になる場合あり
  • 試験ではViz in Tooltipの設定手順とフィルター連動の仕組みが問われやすい

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