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ダッシュボードの作り方 — ワークシートを組み合わせる

導入

「売上グラフ」と「在庫表」を別々のシートで確認するのは手間がかかります。Tableauのダッシュボード機能を使えば、複数のビューを1画面にまとめて俯瞰できます。

なぜ重要か

ダッシュボードの基礎はTableau Desktop Specialist試験の「ビジュアライゼーション」「共有」両領域にまたがる頻出トピックで、追加手順・タイル型/フロート型・オブジェクトの種類といった基礎知識が問われます。ここを押さえないと後続の「インタラクティブダッシュボード」「アクション」「デバイスレイアウト」への理解が積み上がりません。

実務でも個別ワークシートだけでは完結しない「経営ダッシュボード」「営業KPIダッシュボード」といった総合的なレポート作成にはダッシュボード作成スキルが必須です。タイル型とフロート型の使い分けを理解しているかで、レスポンシブ対応の有無や編集効率が大きく変わります。

この単元でダッシュボードの作り方・配置方式・オブジェクト追加を押さえておくと、次の「インタラクティブ」「アクション」「デバイスレイアウト」「書式」といった応用機能を無理なく習得できます。

くわしく知ろう

ダッシュボードとは、複数のワークシートを1つのキャンバスに組み合わせたビューを指します。個々のシートで作成したグラフや表を並べて表示することで、データ全体を一覧できる分析画面を作ることができます。

ダッシュボードを作成するには、Tableauの下部タブにある「新しいダッシュボード」をクリックします。すると左側にダッシュボードペインが表示され、使用可能なシートの一覧が表示されます。シートをキャンバスにドラッグすることでレイアウトに追加できます。

配置方式には「タイル型」と「フロート型」の2種類があります。タイル型はシートが格子状に自動整列されるため、整然としたレイアウトを素早く作れます。フロート型はシートを自由な位置・サイズで配置でき、デザインの自由度が高い反面、細かな調整が必要です。

シート以外にも、テキストボックス・画像・Webページなどのオブジェクトをダッシュボードに追加できます。タイトルや注釈として活用できます。またダッシュボードのサイズは固定・自動・範囲から選択でき、表示するデバイスに合わせた設定が可能です。

具体例で理解する

たとえば「月別売上の折れ線グラフ」と「商品カテゴリ別の棒グラフ」を1つのダッシュボードにタイル型で並べると、傾向と内訳を同時に確認できます。画像オブジェクトで会社ロゴを追加すれば、レポートらしい仕上がりになります。

試験での出題パターン

【パターン1:シートの追加手順を問う問題】

「ダッシュボードにシートを追加する操作として正しいものはどれか」という形式で、「ダッシュボードペインのシート一覧からキャンバスにドラッグする」を選ばせる問題が頻出します。「ワークシートメニュー」「ビュー右クリック」「データペインからフィールドをドラッグ」といった誤操作に注意が必要です。

【パターン2:フロート型レイアウトの特徴】

「フロート型レイアウトの特徴として最も適切なものはどれか」という問いで、「シートを自由な位置・サイズで配置できる」を選ばせる問題が出題されます。タイル型との違い(格子状自動整列 vs 自由配置)を明確に区別することが鍵です。

【パターン3:追加できるオブジェクトの種類】

シート以外にテキスト・画像・Webページといったオブジェクトを追加できる点も出題対象です。ダッシュボードサイズの設定(固定・自動・範囲)についても問われます。

よくある間違い・紛らわしいポイント

【タイル型とフロート型の特徴を混同】

×「タイル型は自由配置、フロート型は自動整列」→○「タイル型=格子状に自動整列、フロート型=任意の位置・サイズで自由配置」。試験で紛らわしい選択肢として並べられるので、名前の通り「タイル=整列、フロート=浮かぶ」で覚えましょう。

【シート追加をデータペインから行う誤解】

×「データペインからシートをキャンバスにドラッグする」→○「ダッシュボードペインのシート一覧からドラッグ、データペインはフィールドの管理用」。ペインの役割を混同しないよう整理が必要です。

【オブジェクトの種類を限定と誤解】

×「ダッシュボードにはシートのみ追加できる」→○「シート以外にもテキスト・画像・Webページといったオブジェクトを追加でき、タイトルや注釈として活用できる」。これらの組み合わせでレポートらしい完成度に仕上げられます。

まとめ・試験ポイント

  • ダッシュボード=複数のワークシートを1つのビューに組み合わせたもの
  • シートの追加=ダッシュボードペインからキャンバスへドラッグ
  • タイル型=自動整列・整然としたレイアウト向け
  • フロート型=自由配置・デザイン優先の場面向け
  • テキスト・画像・Webページなどのオブジェクトも追加可能
  • 試験ではタイル型とフロート型の違い、追加できるオブジェクトの種類が問われる

学習した内容を模擬試験で確認しよう。Tableau Desktop基礎(旧Specialist)模擬試験で実力を測ろう。

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