マークの形・サイズ・フォント — ビジュアルの細部を整える
導入
同じデータでも、マークの形やサイズを変えるだけでグラフの印象は大きく変わります。Tableauにはビジュアルの細部を整えるための設定が豊富に用意されています。
なぜ重要か
マーク・形状・サイズの設定はTableau Desktop Specialist試験の「書式・調整」領域で頻出のトピックで、マークタイプの選択・サイズへのメジャー配置・カスタム形状の利用が問われます。視覚表現の完成度を決める重要要素です。
実務でも散布図で部署別に形状を変える・バブルチャートで売上規模を円の大きさで示すといった表現は頻繁に使われ、マーク設定を使いこなせるかでレポートの視認性が変わります。ツールヒントのカスタマイズと合わせて、マークカードの使い方を体系的に理解することが重要です。
この単元でマーク種類・サイズ配置・カスタム形状・フォント/ツールヒント調整を押さえておくと、次の「アニメーション/凡例」「ストーリー」「共有」「エクスポート」と組み合わせて完成度の高いダッシュボードが作れます。
くわしく知ろう
Tableauのマークカードでは、マークの種類を「自動・棒・折れ線・エリア・四角・円・形状・テキスト・マップ」などから選択できます。既定では「自動」が選ばれており、配置したフィールドの組み合わせに応じて最適な種類が自動判定されます。
「形状」マークを選ぶと、Tableauに同梱されているアイコンセットや、ユーザーが用意したカスタム画像ファイルを使うことができます。カスタム形状は所定のフォルダに画像ファイルを配置することで利用可能になります。
マークカードの「サイズ」にメジャーをドラッグすると、値の大小に応じてマークの大きさが変わります。バブルチャートのような表現に活用できます。サイズスライダーで全体的な大きさの調整も可能です。
フォントや文字サイズの変更は、書式設定メニューから行います。軸ラベル・ヘッダー・マーク上のテキストなど、対象ごとに細かく設定できます。またマークカードの「ツールヒント」では、マークにカーソルを当てた際に表示される情報の内容や書式をカスタマイズできます。
具体例で理解する
たとえば散布図で各社員の業績をプロットするとき、部署ごとに形状を変えると視覚的な区別がしやすくなります。一方、売上規模を円の大きさで表すバブルチャートには「サイズ」にメジャーを配置する方法が使われます。
試験での出題パターン
【パターン1:サイズマークカードの用途を問う問題】
「マークの大きさを数値の大小に応じて変化させるには、マークカードのどの要素に配置するか」という形式で、「サイズ」を選ばせる問題が頻出します。色・ラベル・ツールヒントといった他のマークカード要素との違いを明確に区別できることが重要です。
【パターン2:カスタム形状の利用可否を問う問題】
「カスタム形状マークに関する説明として正しいものはどれか」という問いで、「所定のフォルダに画像ファイルを配置することで利用可能」を選ばせる問題が出題されます。「カスタム形状は使用不可」「有料アドオンが必要」「テキストデータにのみ適用」といった誤答に注意が必要です。
【パターン3:マークタイプの自動判定】
デフォルトの「自動」が配置フィールドの組み合わせから最適なマークタイプを推論する仕組みも出題対象です。
よくある間違い・紛らわしいポイント
【サイズと色の混同】
×「マークの大きさを変えるには色マークカードにメジャーを配置する」→○「サイズマークカードにメジャーを配置、色はカラーパレットによる色分け用」。マークカードの各要素の役割を明確に区別しましょう。
【カスタム形状を使えないと誤解】
×「Tableauは組み込みのアイコンしか使えない」→○「所定のフォルダに画像ファイルを配置すればカスタム形状を利用可能」。企業ロゴ・アイコンなどで差別化表現ができる強みです。
【マークタイプの「自動」を理解しない】
×「マークタイプは常に明示的に選ばないと意図通りにならない」→○「デフォルトの『自動』は配置フィールドの組み合わせから最適な種類を推論する、手動で明示するのは自動で期待通りにならない場面」。自動の仕組みを理解すると無駄な操作が減ります。
まとめ・試験ポイント
- マークの種類=自動・棒・折れ線・エリア・円・形状・テキストなどから選択
- 形状マーク=カスタム画像ファイルも使用可能
- 「サイズ」にメジャーを配置→値の大小でマークの大きさが変化
- フォント変更は書式設定メニューで対象ごとに設定
- ツールヒント=カーソルを当てた際の表示内容をカスタマイズできる
- 試験ではマークの種類の特徴とサイズ・形状の設定場所が問われやすい
学習した内容を模擬試験で確認しよう。Tableau Desktop基礎(旧Specialist)模擬試験で実力を測ろう。
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