参照元データの表示と確認 — 数値の根拠を掘り下げる
導入
グラフに表示された数値が「なぜこの値になっているのか」気になったことはないでしょうか。Tableauには集計値の裏側にある元データを確認する機能が備わっており、数値の根拠をすぐに掘り下げられます。
なぜ重要か
元データ表示はTableau Desktop Specialist試験で出題される「データの検証・確認」トピックで、「データの表示」機能の集計データ/基礎データの違い・「すべてのデータを表示」の用途が問われます。数値の根拠を確認する基礎的な診断スキルです。
実務でも「この数値の元は何か」「異常値の原因はどこにあるか」を即座に掘り下げられるかで、問題解決のスピードが変わります。集計値の裏側にある個別行を見られる機能は、データ品質の確認やステークホルダーからの質問対応で頻繁に使われます。CSVエクスポートにも対応しているため、外部分析ツールとの連携もしやすい設計です。
この単元で「データの表示」と「すべてのデータを表示」の使い分け・集計/基礎データの違いを押さえておくと、試験対策総復習へと進む基礎が固まります。
くわしく知ろう
Tableauで表示されるビューの数値は、多くの場合SUM(合計)やAVG(平均)などの集計値です。この集計値がどのデータから計算されているかを確認するには「データの表示」機能を使います。マーク(棒グラフの棒やドットなど)を右クリックして「データの表示」を選ぶと、2種類のデータを確認できます。
1つ目は「集計データ」で、ビューに表示されている集計レベルのデータです。ビューの粒度に対応した集計行が確認できます。2つ目は「基礎データ(行レベルデータ)」で、そのマークを構成している元のレコードが個別行で表示されます。たとえば棒グラフの1本が100件の注文から構成されている場合、基礎データには100行のレコードが表示されます。
確認したデータはCSV形式でエクスポートすることもできるため、外部での追加分析にも活用できます。また、ビューを経由せずデータソース全体を参照したい場合は、データペインの上部にある「すべてのデータを表示」を使うと、接続しているデータソースの全レコードを一覧で確認できます。
具体例で理解する
たとえば「東日本の売上合計:500万円」という棒グラフのマークを右クリックして「データの表示」を開くと、その500万円を構成している個々の注文明細が行単位で確認でき、異常値の原因調査に役立ちます。
試験での出題パターン
【パターン1:「データの表示」の2種類を問う問題】
「マーク右クリックで『データの表示』を選択したときに確認できる2種類のデータはどれか」という形式で、「集計データと基礎データ」を選ばせる問題が頻出します。「接続データソースの全レコードとフィルター設定」「統計情報と外れ値」「クエリログとメタデータ」といった誤答に注意が必要です。
【パターン2:データソース全体の確認方法】
「ビューではなくデータソース全体のレコードを確認したい場合の最適な操作はどれか」という問いで、「データペインの『すべてのデータを表示』」を選ばせる問題が出題されます。マーク右クリックの「基礎データ」では、そのマークに関係するデータのみしか表示されない点が区別ポイントです。
【パターン3:CSVエクスポート】
「データの表示」画面からCSVとしてエクスポートする手順も出題対象です。
よくある間違い・紛らわしいポイント
【集計データと基礎データを混同】
×「データの表示は基礎データのみ見られる」→○「集計データ(ビューの粒度レベル)と基礎データ(行レベルのレコード)の2種類を切り替えられる」。用途に応じて使い分けましょう。
【マーク右クリックとデータペインの役割を混同】
×「全レコードを見るにはマークを右クリックする」→○「マーク右クリックはそのマークに関係するデータのみ、全データはデータペインの『すべてのデータを表示』」。機能の対象範囲が異なります。
【CSVエクスポートを知らない】
×「データの表示は閲覧のみで外部連携できない」→○「表示したデータをCSV形式でエクスポートでき、外部の追加分析ツールに連携可能」。実務でもよく使われる便利な機能です。
まとめ・試験ポイント
- 「データの表示」=マーク右クリックから集計データと基礎データを確認
- 集計データ=ビューの粒度レベルの集計値
- 基礎データ=そのマークを構成している元のレコード(行レベル)
- 表示したデータはCSVエクスポートが可能
- 「すべてのデータを表示」=データペインからデータソース全体を確認
- 試験では集計データと基礎データの違い・操作手順が問われる
学習した内容を模擬試験で確認しよう。Tableau Desktop基礎(旧Specialist)模擬試験で実力を測ろう。
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