データマネジメント基礎

Marketing Cloud連携 — MC Growth・MC Engagement統合

Marketing Cloud GrowthとMarketing Cloud Engagementの違い、Data Cloudとの統合方式とContact Point設計を整理する。

目次読了目安 約3
  1. 導入
  2. くわしく知ろう
  3. 具体例
  4. まとめ・試験ポイント

導入

Salesforceのマーケティング製品はここ数年で大きく再編されました。「Marketing Cloud Growth」「Marketing Cloud Engagement」という名称とData Cloudとの連携方式を整理することで、メールやデジタル広告の施策設計が見通しよくなります。

くわしく知ろう

Salesforceのマーケティング製品は主に2系統に分かれています。まず「Marketing Cloud Growth」は、Salesforce Customer 360プラットフォーム上にネイティブで構築された新世代のマーケティングツールです。Data Cloudとの統合がプラットフォームレベルで組み込まれており、Data Cloudで作成したセグメントをそのままキャンペーンの対象として利用できます。追加のコネクタ設定を必要とせず、Unified Individualのプロファイル属性をキャンペーン条件やパーソナライズの変数としてシームレスに活用できる点が特徴です。

一方「Marketing Cloud Engagement」は、メール・SMS・プッシュ通知・広告など多チャネルの配信に実績を持つ既存のマーケティングプラットフォームです。Data Cloudとの連携には「Data Cloud Connector for Marketing Cloud Engagement」を別途設定する必要があります。このコネクタを通じて、Data Cloudで定義したセグメントをMarketing Cloud Engagementに送り込み、メール配信リストやジャーニー条件として利用できるようになります。顧客のメールアドレスはData Cloudで「Contact Point Email」という標準DMOに格納されており、Marketing Cloud Engagementへのアクティベーション時にはこのContact Point EmailをもとにSubscriber Key が照合されます。

両製品の使い分けとしては、Salesforce Customer 360を中心に据えた新規構築ではMarketing Cloud Growth、既存のMarketing Cloud Engagement資産(Journey Builder・Automation Studioなど)を活用しながらData Cloudを追加導入する場合はEngagement連携を選択するケースが一般的です。

具体例

たとえばMarketing Cloud Growthを使う場合、Data Cloudで「過去60日間の購買額が一定以上」と定義したセグメントを、追加設定なしで直接メールキャンペーンの対象として指定できます。一方Marketing Cloud Engagementを既に利用している環境では、コネクタを設定した上で同じセグメントをEngagementへ送り込み、既存のJourney Builderで活用します。

まとめ・試験ポイント

  • Marketing Cloud Growth=Customer 360プラットフォームにネイティブ統合された新世代マーケティングツール
  • Marketing Cloud Engagement=メール・SMS・広告など多チャネル配信の実績ある既存マーケティングツール
  • MC Growthの統合方式=Data Cloudとプラットフォームネイティブ統合(追加コネクタ不要)
  • MC Engagementの統合方式=「Data Cloud Connector for Marketing Cloud Engagement」を設定して連携
  • Contact Point Email=Data Cloudで顧客メールアドレスを格納する標準DMO
  • 試験ではMC GrowthとMC Engagementの統合方式の違い(ネイティブ vs コネクタ)が問われやすい

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