セグメント・アクティベーション・Calculated Insights — 施策につなぐ
導入
顧客プロファイルが統合できても、それを実際の施策に変換できなければ意味がありません。Data Cloudの「セグメント」「Calculated Insights」「Activation」を組み合わせることで、分析結果がリアルタイムの顧客体験に直結します。
くわしく知ろう
Data Cloudの分析・活性化機能は主に3つの要素で構成されています。まず「セグメンテーション(Segmentation)」は、Unified Individualのプロファイル属性や行動データをもとに顧客グループを定義する機能です。ドラッグ&ドロップの条件ビルダーを使ってノーコードでセグメントを作成でき、セグメントはリアルタイムまたはスケジュール実行で更新されます。
次に「Calculated Insights(計算指標)」は、SQLや専用のフォーミュラを使って顧客データから導き出す集計・計算結果をプロファイル属性として追加する機能です。たとえば「過去90日間の購買合計金額」「最終購入からの経過日数(RFM分析のRecency)」などを計算し、その値でセグメントを切ることができます。これにより、単なる属性情報を超えた行動・価値ベースのセグメント設計が可能になります。
最後の「Activation(アクティベーション)」では、作成したセグメントを外部システムへ送り出します。送り出し先となる「Activation Target(アクティベーションターゲット)」にはMarketing Cloud、Sales Cloud、Google Ads、Meta Ads、Amazon Adsなどが設定でき、セグメントに含まれる顧客リストや属性情報がリアルタイムで連携されます。さらにData Cloudは、Agentforce(AIエージェント)やEinstein AIとのネイティブ統合により、統合プロファイルをAI活用の基盤としても機能します。
具体例
たとえば「過去30日以内に購入し、かつ購買合計が一定金額以上」というCalculated Insightsを使ったセグメントを作成し、そのセグメントをMarketing CloudのActivation Targetに連携することで、対象顧客にだけVIP向けオファーメールを自動配信できます。
まとめ・試験ポイント
- セグメンテーション=Unified Individualをもとに条件ビルダーで顧客グループを定義する機能
- Calculated Insights=SQLや計算式で導き出した指標をプロファイル属性として追加する機能
- Activation Target=セグメントの送り出し先(Marketing Cloud、Google Ads、Meta Ads等)
- アクティベーション=セグメントをActivation Targetに連携してリアルタイムに施策を実行する工程
- Agentforce/Einstein連携=Data Cloudの統合プロファイルがAI活用の基盤として機能する
- 試験ではCalculated InsightsとセグメントおよびActivation Targetの関係が問われやすい
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