プロフェッショナルデジタルスキル(システム)想定問題集 トップへ
科目B: 事例問題(問41〜50)

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【事例2】全国12拠点を展開する物流会社G社は、3つの地方倉庫を1つの物流センターへ統合するプロジェクトを進めている。ネットワーク基盤担当課長の佐々木氏は次の状況を把握している。(1) 統合後は倉庫管理システム、温湿度管理用のIoTセンサー、基幹システムへのアクセスが1拠点に集中し、通信量は現行比で3倍に増加する見込みである。(2) 拠点統合完了までの残り期間は5ヶ月である。(3) 現行ネットワークは単一の通信キャリア回線のみで構成されており、過去1年間で3回の回線断が発生している。(4) 今回のネットワーク再設計に割り当てられた予算は8,000万円である。 設問1: 佐々木氏が新たなネットワーク基盤の要求事項を明らかにするために最初に行うべきこととして最も適切なものはどれか。

A現行構成の課題(過去の回線断など)の分析は次フェーズで行うこととし、まずは通信量が3倍に増加する見込みを踏まえて現行と同一構成の回線をそのまま3倍の帯域に増強する見積りを通信キャリアに依頼する
B拠点統合後の通信量増加の想定は情報システム部門が保有する過去の実績データから推計すれば十分であり、倉庫管理システムやIoTセンサーのベンダーへの詳細なヒアリングは今回の要求事項整理の必須事項ではない
C業務要件(倉庫管理システム・IoTセンサー・基幹システムの通信量増加見込み)や現行ネットワークの課題(過去の回線断実績)を評価し、新たなネットワーク基盤に求められる要求事項を明らかにする
D予算8,000万円の範囲内に収まる構成を最初に決定し、それに合わせて業務要件を事後的に調整する

解説

ネットワーク基盤の要求事項整理では、業務要件(倉庫管理システム・IoTセンサー・基幹システムの通信量増加見込み)や現行ネットワークの課題(過去の回線断実績)を評価し、新たな基盤に求められる要求事項を明らかにすることが求められます。現行構成の課題分析を次フェーズへ先送りし帯域増強のみを先に見積る進め方、過去の実績データのみに基づき業務部門やベンダーへの詳細なヒアリングを必須事項としない進め方、予算内に収まる構成を先に決定し業務要件を事後調整する進め方は、いずれも要求事項整理のプロセスとして不適切です。

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