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科目B: 事例問題(問41〜50)
問49
【事例4】ECサイトを運営するI社は月間ページビュー500万を抱え、これまでウォーターフォール型の開発体制で半年に1回のリリースを行ってきたが、競合対応のため開発体制を刷新することになった。開発部門マネージャーの木下氏は次の課題を把握している。(1) 市場の変化が速く、要件が開発途中で頻繁に変わる。(2) リリース作業は手作業が多く、1回のリリースに丸2日を要し障害も頻発している。(3) セキュリティ診断はリリース直前にまとめて実施しており、手戻りが多い。(4) 経営層からは「開発生産性を高めつつ、サービスの安定性も維持する」ことが求められている。 設問1: 木下氏が新たな開発体制として採用すべき開発手法の組合せとして最も適切なものはどれか。
A要件変化が多いことを理由に、開発手法の検討を行わず要員の勘と経験のみでリリース計画をそのつど決定する
Bアジャイル開発・CI/CD・DevSecOpsはいずれも同一の手法であるとみなし、そのうち1つを形式的に導入すれば十分と判断する
Cセキュリティ診断は引き続きリリース直前にまとめて実施する体制を維持し、開発手法は現行のウォーターフォール型のまま変更しない
Dシステム開発の方法論や技術動向を踏まえ、要件変化への追従を重視してアジャイル開発を採用するとともに、リリースの自動化・高頻度化のためCI/CDを導入し、開発の初期段階からセキュリティを組み込むDevSecOpsを取り入れる
解説
システム開発手法の取捨選択では、方法論や技術動向を踏まえ、要件変化への追従を重視するアジャイル開発、リリースの自動化・高頻度化を重視するCI/CD、開発の初期段階からセキュリティを組み込むDevSecOpsなど、プロジェクトの特性やシステム要件に応じて適切な手法を組み合わせて提案することが求められます。手法の検討を行わず勘と経験のみで決定する進め方、複数の手法を同一のものとみなし1つのみ形式的に導入する進め方、現行のウォーターフォール型を変更しない進め方は、いずれも開発手法の選定として不適切です。