2つの項目を同時に見る — クロス集計表と行比率・列比率
2つの項目の組み合わせを表にしたクロス集計表の見方を学びます。周辺度数、行比率・列比率の違いと使い分けを確認します。
目次読了目安 約2分
導入
「男子と女子で好きな教科は違うのか」「学年によって通学手段は違うのか」。こうした疑問は、項目を1つずつ眺めているだけでは答えが出にくいものです。2つの項目を同時に見るための表の読み方を確認していきます。
くわしく知ろう
クロス集計表とは、2つの項目(たとえば学年と通学手段)を行と列に並べ、組み合わせごとの度数を数えた表です。2次元の度数分布表とも呼ばれ、各マス目には「1年生で電車通学の人数」のような度数が入ります。
行ごとの合計と列ごとの合計は、表の周辺に書かれることから周辺度数と呼ばれ、右下には全体の総度数が入ります。マス目の一部が空欄でも、周辺度数から足し算・引き算で逆算できます。
次に割合の見方です。学年を行、通学手段を列に並べた表で考えてみましょう。各マス目の度数をその行の合計で割って100をかけたものが行比率で、各行の内訳が100%になります。列の合計で割ったものが列比率で、各列の内訳が100%になります。「学年ごとの通学手段の内訳」を見たいなら行比率、「電車通学の人の学年の内訳」を見たいなら列比率というように、何を100%とみなしたいかで使い分けます。
また、人数が多いことと割合が高いことは別です。集団の人数が違うときは、度数ではなく比率で比べる必要があります。
具体例
たとえば1年生60人、2年生40人の通学手段を調べ、電車通学が1年生30人、2年生24人だったとします。人数は1年生の方が多いのですが、行比率は1年生が30÷60×100=50%、2年生が24÷40×100=60%で、割合は2年生の方が高くなります。
まとめ・試験ポイント
- クロス集計表(2次元の度数分布表)=2つの項目の組み合わせごとの度数を表にしたもの
- 周辺度数=行ごと・列ごとの合計、右下は総度数。空欄は合計から逆算できる
- 行比率=度数÷その行の合計×100(各行の内訳が100%)
- 列比率=度数÷その列の合計×100(各列の内訳が100%)
- 度数(人数)の多さと割合の高さは別。人数が違う集団は比率で比べる
- 統計検定4級では、行比率・列比率の計算と、どの比率から何が言えるかの読み取りが中心
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