散らばったデータを表にまとめる — 度数分布表・相対度数・累積度数
データを階級に分けて数える度数分布表と、相対度数・累積度数、階級値を使った平均値のめやすの求め方を文章の例で学びます。
目次読了目安 約2分
導入
30人分のテストの点数がずらりと並んだ一覧を見ても、全体の様子はなかなかつかめないのではないでしょうか。そんなときは、データを区間ごとに数えて表にまとめると、散らばり具合が見えてきます。
くわしく知ろう
度数分布表とは、データをいくつかの区間に分け、それぞれの区間に入るデータの個数を数えてまとめた表です。区間を階級、階級に入るデータの個数を度数と呼びます。たとえば「10分以上20分未満」の階級に5人いれば、この階級の度数は5です。階級の幅(この例では10分)を階級幅、階級の真ん中の値(この例では15分)を階級値と呼びます。
度数を全体の個数(総度数)で割った値が相対度数です。全体に対する割合を表し、すべての階級を合計するとちょうど1になります。たとえば総度数が40人で度数が10人なら、相対度数は10÷40=0.25です。人数の異なるクラスどうしを比べるときに役立ちます。
累積度数は、いちばん小さい階級から順に度数を足していった値で、「○○未満の人が何人いるか」を読み取れます。累積度数を総度数で割ると累積相対度数になり、「全体の何割がそこまでに入るか」を表します。
度数分布表からは、平均値のめやすも求められます。各階級のデータはすべて階級値だと考え、階級値×度数を全階級で合計し、総度数で割ります。階級値15分が4人、25分が6人なら、(15×4+25×6)÷10=(60+150)÷10=21分です。元のデータから求めた平均値とは少しずれることがあります。
具体例
たとえば1日の歩数を2000歩ごとに区切って人数を数えれば、どのあたりに人が集まっているかが一目でわかります。一方、元のデータが手元になくても、階級値×度数の合計を総度数で割れば、平均値のめやすを出せます。
まとめ・試験ポイント
- 度数分布表=データを階級に分け、各階級の度数(個数)を数えた表
- 階級幅=階級の幅、階級値=階級の真ん中の値
- 相対度数=度数÷総度数。すべて合計すると1になる
- 累積度数=小さい階級から順に足した度数、累積相対度数=累積度数÷総度数
- 度数分布表からの平均値のめやす=(階級値×度数)の合計÷総度数
- 統計検定4級では、表の読み取りと、相対度数・累積度数・平均値の計算が中心
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