2027年新制度での扱い(注意)
2027年度春頃に開始予定の新試験制度でも、情報セキュリティマネジメント試験は「継続」と位置づけられています (出典: IPA公式「情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験の試験制度の見直しの検討状況について」、2026年3月31日公開・4月28日更新。現行制度は2026年度の試験実施をもって終了予定。 公表内容は検討状況であり今後変更の可能性があります)。詳しくは情報セキュリティマネジメント試験はなくなる?新制度での位置づけと次のステップをご覧ください(確認日: 2026年10月4日時点)。
情報セキュリティマネジメント試験の過去問は公開されているか(結論:年度ごとに15問のみ公開)
結論から言うと、情報セキュリティマネジメント試験の過去問は、IPA(情報処理推進機構)が年度ごとに「公開問題」として一部を公表する形で入手できます。 ただし、本試験で実際に出題される60問(科目A48問+科目B12問)のすべてが公開されるわけではなく、公開されるのはそのうちの15問のみです。 IPA公式の令和7年度公開問題PDFの冒頭「注意事項」にも、次のように明記されています (掲載ページのHTML本文は「一部の問題を公開」という表現で、「15問」という具体的な数字はPDF側にのみ記載されています)。
実際の試験は60問で構成されますが,そのうちの15問を公開しています。
(出典: IPA公式「情報セキュリティマネジメント試験 令和7年度 公開問題」PDF)
つまり、「情報セキュリティマネジメント試験の過去問を無料でダウンロードして、試験問題をすべて確認する」ということは制度上できません。 公開問題は、本試験の出題形式・難易度の傾向をつかむための参考資料という位置づけで理解しておく必要があります。
CBT方式の本試験が非公開である理由(出題プール方式の仕組み)
情報セキュリティマネジメント試験の本試験問題がすべて公開されない背景には、CBT方式特有の事情があります。 情報セキュリティマネジメント試験はCBT方式により、全国のテストセンターで通年いつでも受験できる仕組みになっています (出典: IPA公式「情報セキュリティマネジメント試験 出題内容」)。紙の試験のように「全国一斉に同じ問題で実施する」のではなく、日々多くの受験者が異なるタイミングで受験する方式のため、 出題される問題そのものを無制限に公開してしまうと、これから受験する人との間で公平性が保てなくなるおそれがあります。
このような事情から、IPAは本試験の出題プール全体は非公開としたうえで、年度ごとに実施した試験のうち一部の問題を「公開問題」として選定し、 年1回公表するという運用を取っています。公開問題は、受験者が出題形式・難易度のレベル感を把握するための参考材料として提供されているものです。
IPA公式「公開問題」の入手方法(年度別PDF)
情報セキュリティマネジメント試験の公開問題は、IPA公式サイトの「公開問題」ページからPDF形式で入手できます。 情報セキュリティマネジメント試験と基本情報技術者試験の公開問題がまとめて掲載されているページで、年度ごとにリンクが分かれています。
| 入手できるもの | 掲載場所 |
|---|---|
| 年度別の公開問題(問題冊子PDF) | IPA公式「公開問題」一覧ページ |
| 令和7年度の公開問題・解答 | IPA公式「情報セキュリティマネジメント試験 令和7年度 公開問題」 |
| 出題内容・出題範囲の確認 | IPA公式「情報セキュリティマネジメント試験 出題内容」 |
公式PDFには問題文と解答(正答番号)のみが掲載されており、詳しい解説が付いているわけではありません。 「なぜその選択肢が正解なのか」まで理解したい場合は、解説付きの問題集で演習する方法が効率的です。 PassDojoでは令和7年度の公開問題15問(科目A12問・科目B3問)を、解説付きで無料演習できる形で収録しています。 詳細は後述の「PassDojoで無料で解ける公開問題」をご覧ください。
公開問題は年1回、情報セキュリティマネジメント試験・基本情報技術者試験の実施後にまとめて更新される運用になっています。 新しい年度の公開問題が追加されたタイミングで、過去の年度のページが非公開になるとは限りませんが、 最新の掲載状況は受験前にIPA公式の一覧ページで確認するのが確実です。すでに古い年度のページを見つけている場合でも、 出題内容・出題範囲(科目A・科目Bの構成比率や関連分野)自体は大きく変わっていないため、年度をまたいで演習しても参考になります。
科目B(事例問題)の過去問演習で意識すべきポイント
情報セキュリティマネジメント試験の過去問演習で特に意識しておきたいのが、科目B(事例問題)です。 科目Bは、架空の組織で発生したセキュリティ上の課題やインシデントを題材にした事例文が示され、その状況に対する適切な対応・管理策を選ぶ形式で出題されます。 ITパスポート試験にはこの形式の出題がないため、情報セキュリティマネジメント試験で初めて事例形式に触れる受験者も少なくありません。
過去問(公開問題)演習で科目Bに取り組む際は、次の点を意識すると効果的です。
- 事例文を最後まで読んでから設問を確認する:事例文の途中の情報だけで判断すると、見落としがある可能性があります。
- 「誰の立場で」「どの時点の対応か」を整理する:事例問題では、担当者・管理者など立場によって適切な対応が変わる場合があります。
- 選択肢の表現の違いに注意する:似た内容でも「事後対応」か「事前対策」かなど、対応のタイミングが異なる選択肢が用意されていることがあります。
科目Bの出題分野は、情報セキュリティマネジメント試験の出題内容ページで示されている関連分野 (テクノロジ:ネットワーク、データベース、システム構成要素等を含む)と地続きになっています。 公開されている範囲の事例問題を繰り返し読み、判断の根拠を言葉で説明できるようにしておくと、本試験でも応用しやすくなります。
公開問題の数は15問のうち3問と限られているため、「量」で慣れるというよりも「質」を重視した演習が効果的です。 1問ごとに、事例文のどの記述が設問の判断根拠になっているかを後から振り返り、自分の言葉で説明し直す作業を取り入れると、 初めて見る事例文に対しても同じ考え方を応用しやすくなります。難易度全体の傾向や勉強時間の目安については、情報セキュリティマネジメント試験の難易度は?合格率・勉強時間を解説で詳しく解説しています。
PassDojoで無料で解ける公開問題(令和7年度15問・解説付き)
PassDojoでは、IPA公式が公開している情報セキュリティマネジメント試験 令和7年度の公開問題15問(科目A12問・科目B3問)を、 解説付きで無料演習できる形で収録しています。IPAの公式PDFには正答番号のみが記載されていますが、PassDojoでは各問題に解説を加えているため、 「なぜその選択肢が正解なのか」を理解しながら過去問演習を進められます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 収録年度 | 令和7年度 |
| 収録問題数 | 15問(科目A12問・科目B3問) |
| 出典 | IPA公式公開問題(実際の試験60問のうち公開された15問) |
| 特徴 | 各問題に解説付き。無料で何度でも演習可能 |
実際の出題形式に沿って演習したい方は、情報セキュリティマネジメント試験 令和7年度公開問題を解くから取り組んでみてください。
過去問演習の進め方(科目A→科目Bの順)
公開問題を使った過去問演習は、科目A(知識問題)から取り組み、その後に科目B(事例問題)へ進むのが効率的です。 科目Aで出題内容の基礎知識(情報セキュリティ管理、リスク管理、関連法規・制度、関連技術など)を一通り確認しておくと、 科目Bの事例文に出てくる用語や考え方への理解がスムーズになります。
具体的な進め方としては、まず情報セキュリティマネジメント試験 令和7年度公開問題の科目A12問を解いて、解説を読みながら知識の抜けを確認します。そのうえで科目B3問に取り組み、 事例文の読み方と設問の意図のつかみ方に慣れていきましょう。公開問題は15問と数が限られているため、1回解いて終わりにせず、 解説を読み込んで「同じ分野の問題が出たらどう考えるか」を整理しながら、繰り返し演習することをおすすめします。
演習の順序としては、次のようなステップで進めると無理がありません。
- 科目A12問を解き、解説で知識を確認する:間違えた問題だけでなく、正解できた問題も解説を読み、根拠を言葉で説明できるか確認します。
- 科目B3問の事例文を丁寧に読む:時間を気にせず、まず事例文全体の状況を正確に把握することを優先します。
- 科目Bの設問と選択肢を解き、誤答の理由も確認する:正解以外の選択肢がなぜ不適切なのかまで理解すると、似た事例に応用しやすくなります。
- 1〜2週間後に同じ問題を再演習する:一度解いた問題でも、時間をおいて解き直すことで定着度を確認できます。
参考書を使った体系的な学習方法については、情報セキュリティマネジメント試験の参考書の選び方【独学で合格する】もあわせてご覧ください。
よくある質問
情報セキュリティマネジメント試験の過去問は無料でダウンロードできますか?
はい、IPA公式サイトから年度別の公開問題PDFを無料でダウンロードできます。ただし、公開されるのは本試験60問のうち15問のみで、 公式PDFには正答番号のみが記載されています。解説付きで演習したい場合は、情報セキュリティマネジメント試験 令和7年度公開問題のような解説付きコンテンツを活用すると効率的です。
本試験と公開問題は同じ難易度ですか?
公開問題は、IPAが実際に実施した試験から選定して公表しているものです。そのため出題形式・難易度のレベル感をつかむ参考資料として活用できますが、 公開される問題数は15問と限られており、本試験で出題される60問全体の傾向を完全に代表するものではない点には留意してください。 CBT方式では受験者ごとに問題の組み合わせが異なる場合もあるため、「公開問題と同じ問題がそのまま出る」という前提で演習するのではなく、 出題分野ごとの考え方を身につけることを目的に活用するのが安全です。最新の出題内容・出題範囲はIPA公式「情報セキュリティマネジメント試験 出題内容」で確認できます。
科目Bだけ対策すればよいですか?
いいえ、科目Aの対策も必要です。合格基準は科目A・科目Bを合算した総合評価点で判定されるため、どちらかに偏った対策では合格ラインに届きにくくなります。 まず科目Aで知識の土台を固め、そのうえで科目Bの事例問題演習に時間を多めに配分する進め方がおすすめです。難易度・勉強時間の目安は情報セキュリティマネジメント試験の難易度は?合格率・勉強時間を解説で解説しています。
まとめ
情報セキュリティマネジメント試験の過去問は、IPAが年度ごとに本試験60問のうち15問を「公開問題」として公表する形で入手できます。 CBT方式で通年実施されているという事情から、出題プール全体が公開されることはありませんが、公開問題は出題形式・難易度のレベル感をつかむ参考資料として活用できます。 特にITパスポート試験にはない科目B(事例問題)は、公開問題を使って事例文の読み方に慣れておくことが対策の鍵になります。
PassDojoでは、令和7年度の公開問題15問(科目A12問・科目B3問)を解説付きで無料演習できる形で収録しています。 公式PDFだけでは分かりにくい「なぜその選択肢が正解なのか」を理解しながら演習したい方は、情報セキュリティマネジメント試験 令和7年度公開問題を解くからぜひ試してみてください。最新の公開問題・出題内容は、受験前に必ずIPA公式サイト「公開問題」一覧ページでご確認ください。